アレルギー疾患と糖鎖の続きです。
アレルギー疾患の対症療法
最も多いアトピー性皮膚炎などに使用されている、抗ヒスタミン剤、抗セロトニン剤、抗ロイコトリエン剤、ステロイドホルモン、消炎鎮痛剤などは全て対症療法ですので、病気を根本から治すものではありません。特にステロイドは過酸化脂質として体外へ排泄されずに組織に沈着し、顆粒球を呼び込んで炎症を慢性化します。
アレルギー疾患の根本的な対策
- 生活習慣を変える
副交感神経優位となっている生活習慣から脱却して交感神経優位の状態にする。例えば、外で遊んだり、スポーツをしたり、炭酸飲料の摂取を控えたりする。
- アレルゲンの消去
アレルギーの原因物質と考えられるアレルゲンをできるだけ排除する。例えば、湯船から塩素を除去、建材の接着剤に有機溶剤が使用されていない家に住む、車が多い所に住まないなどが考えられます。
アレルギー疾患と糖鎖の関係
例えば気管支ぜんそくの人(特に子供)は気管支の粘膜が薄いか、過敏に反応しますので、細菌やダニなどの影響が高くなります。
そこで顆粒球の一種の好酸球が反応して咳で異物を外に排除しようとします。糖鎖は粘膜をしっかりさせたり、好酸球の働きをコントロールして症状を緩和します。
1 / 2