生命科学の基礎
生命とは
生物の独自性
生物はそれぞれ外界から独立した存在で、外界から種々の物質を摂取・分解し、新しい生命体を作るために材料やエネルギーを作り、自らを構築します。さらに子孫を作る作業を連綿と継続することで進化しました。
設計図(遺伝子)
個々の生産は独自性を保ちその生命を維持するための設計図をもっています。その設計図には生物の遺伝情報を規定する遺伝子があります。遺伝子は自らの正確な複製と生物が生命活動をスムーズに行うためのプログラムですので、人間の子供は常に人間であってサルにはなりません。
環境要因による変化
遺伝情報は環境要因によって調整や変化しますので、それによって生物の多様性や進化がもたらされました。また、遺伝子は、本質的には、現在の地球上で生きている生物に共通することも判明してます。
従って、38億年ともいわれる連綿と続く生物の生命史を考えると、一人一人の人間の存在は奇跡とも言えるほど幸運なことなのです。
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