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身近な糖鎖技術(インフルエンザ治療薬のタミフルとリレンザ)の続きです。

身近な糖鎖技術癌マーカーとしての糖鎖

「一応の目安です。」と言われる癌の腫瘍マーカーですが、どの様に測定されているのでしょう。これらも興味深い事に「糖鎖」が係わっています。

血中を流れるタンパク質の量を測定する事によって腫瘍の目印(マーカー)を発見する研究が継続的に行なわれています。しかし、具体的に役に立っているのは前立腺癌のPSA(前立腺特異抗原)ぐらいで、その他の癌では非常に困難な様です。

多くのタンパク質が複数の臓器から産出され血中を流れていますので、タンパク質の量の変化だけでは1つの臓器から出されるタンパク質の異常な変化は把握しにくくなっています。

ところが、糖鎖の質的変化を加味しますと状況は一変します。血中には肝臓を中心として多くの臓器から糖タンパク質が流れています。臓器が異なると糖鎖構造も異なり、特定の臓器が癌化しますと糖鎖構造の変化した糖タンパク質が血中に分泌されます。

癌由来の糖タンパク質は他の臓器由来の糖タンパク質とは糖鎖構造が異なっています。癌細胞から分泌されるタンパク質には正常細胞とは異なる糖鎖が付いています。この構造の違いを使い、癌細胞に特徴的な構造のタンパク質と糖鎖(糖タンパク質)を検出する事がより精度の高い腫瘍マーカーとして利用されています。

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